『宜湾親方』を講談から芝居へ

3月31日の『琉球と三線』公演のなかで上演された『宜湾親方』。
これまでの琉球講談から、芝居仕立てにしての初めての舞台でしたが、その様子が琉球新報に掲載されていました。

ついでに、この芝居を動画ギャラリーでも紹介しています。
動画ギャラリー

まるまる40分あります。お時間のある方は、ご覧になってみてください。

琉球講談の会

琉球講談の会
ウチナーグチと古典音楽で琉球の歴史を聴く
当銘由亮50周年記念LIVEプレ公演

11月19日 日曜日 午後3時
うるま市石川 南栄区公民館
入場料 1,000円
語り 当銘 由亮
歌三線 恩納 裕

琉球講談「宜湾親方」 作 平良良勝
琉球処分を巡り混乱の琉球王国。親中国派・支那党の亀川親方と親日本派・大和党の宜湾親方の対立の陰で翻弄される若者たち。
干瀬節、子持節、散山節、述懐節といった琉球古典音楽の名曲を織り込んだ琉球講談の傑作。
平良良勝、幸地亀千代両氏による名演の音源を元に上演。

創作講談「君の瞳に乾杯」〜カサブランカより〜
ナチスが猛威を振るう第二次世界大戦を背景にした恋愛映画の傑作「カサブランカ」。時代を超えて愛され続ける不朽の名作を琉球講談の形式で紹介。「ボギー」こと主演のハンフリーボガートのキザでクールな生き方は、沢田研二の「カサブランカダンディ」にも登場する。12/20上演のひとり芝居「かぎやで風ダンディ」の理解をより深める為の鑑賞ガイド的な役割も果たす物語。

「焦土に咲いた花」(予告編)
沖縄戦で焦土と化した沖縄。うちひしがれた人々の心をいやし、戦後復興へ歩みだすためにと1945年12月25日、うるま市石川の城前小学校グラウンドで開かれた「クリスマス祝賀演芸大会」。戦争で荒んだ人々の心に大きな安らぎを与え、戦後を生きていくことへの活力と希望を生んだ沖縄芸能の奮闘の歴史を伝える物語。
12/20上演の本編の一部を紹介。

ひとり三役の宜湾親方

ちまたで話題の蓬莱と被ってしまった4月の琉球講談の会@ゆかるひ、とりあえず無事公演終了です。
今回はおなじみの「宜湾親方」と新作の「さらばウチナーグチ」の二本立て。
おなじみの宜湾親方ではありますが、今回は独演ということで、うたさんしんも自分でやりました。
そもそも、この講談をやるきっかけとして、一人でしゃべって歌ってやってみたら?と、野村流の先生に音源を頂いたところから始まったもので、ひとつの区切りにとしてやってみようと思いました。
しかし、感情を入れた語りのテンションから、すぐ独唱に入るというのもなかなか大変なものだなと。
やはりうたさんしんは語りと別でやったほうがいいなと。
語りも歌も、両方中途半端な感じになってしまったかなという気もします。
またやるかどうかは分かりませんが、さんしん独唱はもう少し勉強した方がいいなとは思いました。
ひとり三役というのは、オリジナルの音源では、
口演 平良良勝
さんしん 幸地亀千代
箏 幸地ナヘ
という配役。
これを今回は、語りとうたさんしん、そして語りのBGMで流れるさんしんでの下千鳥と、箏での瀧落しも自分で弾いて録音したものを使いました。
なので三役、ということです。
さらばウチナーグチは、現状のしまくとぅば普及の動きに対しての不満とか矛盾の指摘とかを講談に仕立てたものです。
アンケートを見ても、それなりに共感を得られたのではないかと思います。
それにしても、もう少しマトモな普及活動出来んものかと思います。特に行政に対しては。
ゆかるひでは今後もひとり講談シリーズを続けるつもりです。
次回は6/17土曜日を予定しています。多分同じく3時からになると思います。
よろしくお願いします!

 

琉球講談の会@ゆかるひ

琉球講談の会@ゆかるひ
2017年4月8日(土)
午後3:00 開演
BOOK CAFE&HALLゆかるひ
那覇市久茂地3丁目4-10
久茂地YAKAビル3F
phone 098-860-3270
入場料 1,500円
琉球講談
宜湾親方
作/平良良勝
創作講談
さらばウチナーグチ
作/当銘由亮
口演・歌三絃:当銘由亮

琉球講談
宜湾親方
琉球処分を巡り混乱の琉球王国。親中国派・支那党の亀川親方と親日本派・大和党の宜湾親方の対立。
その陰で翻弄される若者たちの悲劇を描いた物語。
干瀬節、子持節、散山節、述懐節といった琉球古典音楽の名曲を織り込んだ琉球講談の傑作。
伝統的ウチナーグチ(芝居言葉)の魅力を存分にお楽しみください。

創作講談
さらばウチナーグチ
沖縄県では「しまくとぅば」の奨励を目的に「しまくとぅばの日」を制定した。
10年を経た今、さまざまな取り組みが行われているが、「しまくとぅば普及運動」はこのままでいいのか?
間違いや誤解によるイフーな言葉が広がっていってはいないか?
地域、世代、職業に差はなく普及しているのか?
そもそも「しまくとぅば」を普及することに意味があるのか?県民にその意識は有るのか?
「しまくとぅば普及運動」んでー、さんしぇーマシあらんがやー?
多くの問題を抱えつつ突っ走る「しまくとぅば普及運動」をナナメにぶった切る衝撃作。

琉球講談鑑賞と体験講座@南風原町

琉球講談鑑賞と体験講座@南風原町
1月14日(土)15:00
南風原文化センター
入場料:500円
演目
琉球講談 宜湾親方
口演:当銘由亮
歌三線:花城英樹
体験講座受講者による成果発表
主催:当銘由亮琉球芸能研究所
後援:沖縄県


5回シリーズで2016年9月よりスタートした琉球講談鑑賞と体験講座
第5回は南風原町
体験講座受講者も募集します。詳しくはこちら

琉球講談鑑賞と体験講座@那覇市

琉球講談鑑賞と体験講座@那覇市
12月17日(土)15:00
那覇市首里 嘉陽田ホール
入場料:500円
演目
琉球講談 宜湾親方
口演:当銘由亮
歌三線:知念勝三
体験講座受講者による成果発表
主催:当銘由亮琉球芸能研究所
後援:沖縄県

5回シリーズで9月よりスタートした琉球講談鑑賞と体験講座
第4回は那覇市
体験講座受講者も募集します。詳しくはこちら

琉球講談体験講座受講者募集


琉球講談体験講座 受講者募集
○内容:ウチナーグチの台本によるリーディング(本読み)。
本格的な歴史物から現代風の簡単なものまで相談に応じます。
各会場で簡単な成果発表を行っていただきます。
○期間:8月から2017年1月まで 各会場の開催一ヶ月前から
○日時:平日または土日祝祭日、都合の良い日時を相談します。
○回数:レベルと内容により選べます。
○場所:受講者の地域または近隣の公共施設等。
○募集人員: 各会場につき10人
○参加料:無料

参加は数名のグループはもちろん、おひとりからでも可能です。
稽古、練習はご自宅や職場の近くの公共施設などで行います。必ずしも会場の近くということでは有りません。
琉球講談とは
かつて沖縄芝居の名優たちにより創り出された沖縄独自の話芸。
芝居や組踊と同じように琉球史の出来事や物語を題材にしたものが多く、ウチナーグチの語り(口演)に加えて、歌さんしんや箏などの地謡が演奏する音楽が物語を盛り上げます。

琉球講談鑑賞と体験講座
県内5会場にて開催
9月25日(日)  うるま市 勝連 平敷屋公民館
10月23日(日)  本部町 町立博物館ギャラリー
11月13(日)  沖縄市 くすぬち平和文化館
12月17日(土) 那覇市 首里 嘉陽田ホール
2017年1月14(土) 南風原町文化センター
琉球講談「宜湾親方」
作  平良良勝
口演 当銘由亮
体験講座受講者による成果発表
主催:当銘由亮琉球芸能研究所
後援:沖縄県

琉球講談鑑賞と体験講座@沖縄市

琉球講談鑑賞と体験講座@沖縄市
11月13日(日)15:00
沖縄市 くすぬち平和文化館
入場料:500円
演目
琉球講談 宜湾親方
口演:当銘由亮
歌三線:仲田知広
体験講座受講者による成果発表
主催:当銘由亮琉球芸能研究所
後援:沖縄県

5回シリーズで9月よりスタートした琉球講談鑑賞と体験講座
第3回は沖縄市
体験講座受講者も募集します。詳しくはこちら

本部町も終了

琉球講談鑑賞と体験講座
第二回の本部町、町立博物館にて無事終了しました。
体験者お二人はそれぞれコント風のもの、歴史ものに挑戦され、笑いも起きたり迫力の語りに引き込まれたりで良かったと思います。
また博物館の島袋館長にもご協力いただいて、芝居ことばと本部ことばとの比較もできました。
自分自身には課題も多く、ノドの調子というかスタミナとその把握ができていない部分。
そして宜湾親方では作品中の一曲を自分で歌うという試みにをしてみたものの、残念な結果に。
これももっと勉強しないといけません。
あとは観客動員。
「しな」だの「どじん」だの話題のワードも散りばめた講談でしたが、反対派のデモが押し寄せるでもなく静かな静かな会場でした。
来てくれたお客さんには、宣伝不足だと言われるし。これも毎度の事ですが…
もっと琉球講談てものの認知度をあげることを地道にやっていかないとなのかなと





琉球講談鑑賞と体験講座@本部町

琉球講談鑑賞と体験講座@本部町
10月23日(日)15:00
本部町立博物館ギャラリー
入場料:500円
演目
琉球講談 宜湾親方
口演・歌三線:当銘由亮
歌三線・箏:仲大千咲
体験講座受講者による成果発表
主催:当銘由亮琉球芸能研究所
後援:沖縄県


5回シリーズで9月よりスタートする琉球講談鑑賞と体験講座
第2回は本部町
体験講座受講者も募集します。詳しくはこちら