負きてぇならん 垣花小

那覇市舞台芸術体験事業ということで、子供たちの芝居がありまして、そのウチナーグチ指導なんつーことをやっております。
那覇市立垣花小学校の皆さんが出演します。
出演というか、役者だけでなく地謡というかバンドというか、音楽も担当するんです。
スゴイでしょ。
2013年7月21日 日曜日 15時より
那覇市民会館大ホールにて
入場無料

ダンスとか歌とか現代テイスト満載です。
いわゆるウチナー芝居の世界にいるとなかなか作れない世界だと思います。
こういうアプローチでウチナームンを表現していくことも大事だなと。
ウチナーグチに関しては、子どもたちなかなか大変そうです。
「いゃー」とかの音はねえ…
やはり台本にすると、ヤマトゥグチまじりなので標準語っぽいイントネーションになることが多いです。
でもたまーに土地柄から小録なまりっぽいイントネーションを聞くと、と〜〜っても嬉しくなります。
何はなくともこれだけは残してほしい。
自分でも簡単には教えられないしねえ。
ぜひ多くの方のご来場、よろしくお願いします。

うちなーであそぼ

沖縄ローカルのNHKで、”うちなーであそぼ”という番組がありまして、その中でちょっとしたウチナーグチ関連のミニドラマみたいなコーナーがありまして、それの台本をチョコチョコ書いてます。

これまで何本か書いたのですが、実はまだオンエアを見たことがない。
今回のも「やってたよ」「見たよ」との声がありまして、まずはとホームページを見てみたらアップされてました。
しばらくこのシリーズの更新がなかったようで、僕が前に書いた時の放送のものは残念ながら飛ばされてしまったようです。

リンクはこちらから

良かったら見てみてください。

平和音楽劇『負きてぇならん』

那覇市舞台芸術体験事業・平和音楽劇『負きてぇならん』
2月10日日曜日 15時より パレット市民劇場
この芝居のお手伝いをちょこっとやらせてもらっています。
詳細はリンク先をご参照ということで、
http://www.city.naha.okinawa.jp/kakuka/bunka/osirase/butaigeijutuseikahappyou.html
http://soundlife.ti-da.net/e4204486.html
ウチナーグチであるとか、ウチナーヤマトゥグチの指導みたいなことをやっています。
石嶺中学校の生徒さんの出演で、慣れないウチナーグチに苦労しながらも頑張っています。
芝居的には音楽やダンスも現代風ですが、しっかりとウチナームンになってると思います。
旧来のウチナー芝居も大事ですが、こういう現代風の舞台でウチナーを表現すると中学生なんかには親しみやすいだろうしジョートーだなあと思います。
歌とかセリフとか聞いてて稽古見ながら感動して涙出そうになります。いい芝居だと思います。
入場無料ということなのでぜひ皆さんご来場ください。

「とぅー」と「と」

「とぅー」の用いられる場面
使い方としてもいろいろあります。
「とぅーれー」は「行け」という意味。おそらく「通れ」から来てるのでは?
「とぅーさ」は「遠いところ」という意味。「遠さ」からか?
「とぅー」は「とお」。「十」から?
おっと、ここまで書いてみて気が付きました。全部「とお(とほ)」ですね。
これは何か意味がありそうですね。
それから「と」ですが、実は考えてみるとウチナーグチに「と」と伸ばさない使い方は無いような…
全部「とぅ」に変化しているのではないでしょうか。
何かありますかね?
という疑問がわいてきました。
そしてさらに長年の疑問もありまして…
「上等」(じょーとー)という言葉を「じょーとぅー」という風に言ったりします。
みんなが使うので、聞かれたらそう答えますが、実はなんか気持ち悪さがあって、自分では使いません。
ジョートーじゃないのかな?と思っていましたが、上の法則からするとそれっぽいですね。
ひらがなで書く場合に、
「じょうとお」なら「じょーとぅー」になるが、
「じょうとう」なので「じょーとー」じゃないのだろうか…
これについては引き続き勉強してみたいと思います。
どなたか分かる方がいらっしゃればお教えください。

カヂャディフー

これについては何度も書いているので、その時々で微妙に見解が代わっているかもしれませんが、その時にはそう思った、ということでご容赦を。
「かぎやで風」にみられる旧仮名遣い表記。
これは前の「若者に見られる小文字表記」とは逆に古い人たちに「もう現代仮名遣いで表記しませんか?」とお願いしたいです。若い人、と言っても4.50代以下はそのまま「カギヤデフー」と読んでしまう。
これは「カヂャディフー」(カジャディフー)と読みます。
これはウチナーグチの口蓋化とかいう法則とも絡んで複雑ですが一番の問題は旧仮名遣いです。 “カヂャディフー” の続きを読む

ゴーヤもゴーヤーもゴーリャもアリ


おなじみのゴルフの石川遼の出ているカレーのCM。
ナーベーラーのいい方、確かに変です。でもここではそれは置いておいて…
ツイッターか何かでも、このCMについてナーベーラーを指摘するついでにゴーヤーまで間違いだとしている書き込みがありました。このYouTubeのように。
>×ゴーヤ
○ゴーヤー
と、説明文にも書いてあります。
しかしこのCMではゴーヤーは頑張って直していると思います。その分、ナーベーラーに手が回らなかったのかどうなのか。
ゴーヤは間違いであると突っ込む多くの沖縄県民へのツッコミです。
(このCMではちゃんと使っていると思いますが)
ヤマトゥンチュの方々が言うゴーヤ。確かに違和感を感じます。
沖縄本島やその他県内各地ではゴーヤーと伸ばす言い方が圧倒的に多いと思います。 “ゴーヤもゴーヤーもゴーリャもアリ” の続きを読む

なぜ「くぁ」と書くか

たくさんの方から貴重なご意見を頂きました。ありがとうございます。
改めて色々と勉強になりました。
今の所の自分の考えとして以下のようにまとめてみました。
1.現状の表記としては小さい ゎ が圧倒的に多い。
2.使う文字の種類は出来るだけ少ない方が簡潔で分かりやすい。
3.「くゎ」「ぐゎ」以外に小さい ゎ は使わない。
4.「くぁ」「ぐぁ」も他に混同する音が無い。
1.現状の表記としては小さい ゎ が圧倒的に多い。
歴史的、習慣としてこれまでそう書いて来たから。
「しーくゎーさー」など。
何となく、フィーリングで、ということもあるかと思われる。(前の記事の通り)
2.使う文字の種類は出来るだけ少ない方が簡潔で分かりやすい。
小さく書く文字として「ゃ ゅ ょ っ ぁ ぃ ぅ ぇ ぉ」+「ゎ」がある。
「ゎ」はウチナーグチ独特の表記ではないかと思われる。
3.「くゎ」「ぐゎ」以外に小さい ゎ は使わない。
2.を満たすためにも小さい ぁ で代用が可能と思われる。
4.「くぁ」「ぐぁ」も他に混同する音が無い。
「脇腹を殴られた時に出る声」とか「くぁ」は「か」に近い音などの指摘もあったが、擬音やイメージの中の音、あるいは発声しても意味のある音ではないと思われる。
単語の中で使われる、意味を持つ音ではない。
「くぁ」あるいは「くゎ」はアルファベットで「kwa」と表記されるような音だと思われる。
アイウエオの母音を並べると「kwa kwi kwu kwe kwo」となる。
kwa くぁ (しーくぁーさー ヒラミレモン)(くぁっちー ごちそう)
kwi くぃ (くぃー 声)(くぃーゆん 超える)
kwu くぅ(く)
kwe くぇ (くぇー 鍬)(くぇー 肥)
kwo くぉ 
ア段のみ ゎ で、他は ぃ ぅ ぇ ぉ という表記では不自然ではないか。
そもそも、ですが、ひらがなでウチナーグチを表記することの限界もあるかと思います。
歴史的仮名遣いでは kwa gwa の音を「くゎ ぐゎ」(くわ ぐわ)と表記していたが現代仮名遣いでは「か が」に置き換えられるようになったそうです。
漢字の読み方をあらわす字音仮名遣いというものでも、
かん  干 肝 管
くゎん 完 冠 官
と分けていたそうです。
いずれも今では「かん」と読みますよね。
※ウチナーグチを知っている人には上の使い分けも何となくイメージできると思います。
歴史的仮名遣いを知っている人には kwa を くゎ とした場合に「か」と読んでしまう可能性もあるのではないでしょうか。(少ないとは思いますが…)
くぁ も、ハングル語にはある、というお話もありました。こちらと読み間違える可能性はさらに低いかと…
日本語の「音」として考えると中国から漢字が入って来たころにはあった「kwa」の音もだんだんと使われなくなり今ではほぼ完全に「ka」に変わり、表記としても歴史的仮名遣いの「くゎ」が現代仮名遣いでは「か」に置き換えられました。
しかし現在ではまた英語などの外来語の影響で「kwa」または「qa」の音も増えて来たのではないでしょうか。その音の表記は「クァ」あるいは「クア」が多い印象です。
いずれにしても、現状で「シークヮーサー」などの くゎ 表記は圧倒的に定着しているものだと思います。
表記というのは読み書きする人同士の約束事のようなもので、お互いに認識が出来てればそれでいいのではないかと思います。
ですので、沖縄県民に対して「まちがとーんどー」というつもりはありません。
ウチナーグチの語や単語を構成する音について分析して、それをどう表記するか。歴史的な変化についてもふまえた上で、表記について見直す、考えるきっかけになればという思いがあります。
ただアビテルわけじゃないですよ〜