本番一週間前

はいさい、ぐすーよー
いよいよ「琉球講談と音楽の会」本番まで一週間となりました。
これまで抜き稽古というか、演目毎に分かれて稽古していましたが、今日は初めて全演目を通しでやってみました。
いやー、我ながら中々の演目構成だなと。
緩急、強弱、高低、硬軟などなどありますが
バラエティに富むというか幅が広いというか何と言うか…
「宜湾親方」はいわば講談の古典。言葉はほぼオールうちなーぐちです。
配布用の和訳台本も準備しています。意味分からんことはないと思います。
そして二揚の独唱曲が四曲も入ります。古典音楽の好きな方には聞き逃せません。
歌さんしんは同じ徳原門下の恩納裕さんが四曲を独唱で歌い上げます。
箏は前田さやかさんが出だしの瀧落しから独唱曲の伴奏と、全編弾き続けて物語を支えます。
そして「奏厳美麗」は、巷で話題の琉球古典女子楽団UMINAIの皆さんの古典音楽の演奏をたっぷりと。
今回は古典舞踊や雑踊りの舞踊曲を主に演奏していただく予定です。
ちょっとしたサプライズもあるかも知れません。
無いかもしれませんが…w
そして新作は「祝の水」。
こちらの地謡は引き続き琉球古典女子楽団UMINAIの三人さん。
敬老の日の由来となったともいわれる「養老の滝伝説」をウチナー風にアレンジ。
こちらは日本語率がかなり高いです。台詞はウチナーグチですがナレーションでカバー。
そこはそこ、工夫したつもりです。ご期待ください。
ネタバレになるので細かくはアレですが、
やわらかく、ぶっ飛んで、ん?、となるようなそんな細工があちこちに仕込まれている、そんな物語です。
もちろん、ギャグも入ってますので笑いたい所ではどうぞ笑ってください。
とにかく、いい舞台、楽しい舞台になることは間違いありません。
是非ご来場をお願いしたいと思います。

入場料がちょっとややこしくて申し訳ありません。
割引券というのはこちらで用意しますので、皆さんは安い方の料金で大丈夫です。
前売り1500円。
ちなみにキャンパスレコードにチケットも割引券もあります。
会場に駐車場はありますが、台数がかなり少ないです。
周りに優良な有料駐車場もありますが、できれば公共交通機関でのご来場が確実ではあります。
9/6をどうぞお楽しみに!

前回の宜湾親方

「宜湾親方」は以前に、野村流音楽協会のかりゆし芸能公演でも上演しました。
その時の琉球新報の記事です。写真から雰囲気がなんとなく伝わるでしょうか。
今回は歌三線に恩納裕さんをお迎えしています。伊禮彰宏さんの歌も良かったですが、歌い手が変わるとまた味わいが変わる。「古典音楽って本当にいいもんですね」という映画評論家みたいなことを感じつつ稽古をしています。

9/6 琉球講談と音楽の会
沖縄市立芸能館
くわしくはこちら

十貫瀬の七つ墓

怪談劇 「十貫瀬の七つ墓」(じっくぁんじぬななちばーかー)
場所:国立劇場おきなわ大劇場
公演日:2015/08/15(土)・16(日)
開演時間:14:00
沖縄芝居の中でも数少ない怪談劇を取り上げ、沖縄芝居の魅力をご堪能頂きます。昭和52年に沖映本館で制作された怪談劇「十貫瀬の七つ墓」は、大がかりな作品であることから、上演機会が少なく、今回は約36年ぶりの上演となります。初演から主役の真鍋を当たり役としてきた瀬名波孝子氏を演出に迎え、若手を中心とした配役でお届けします。「子育て幽霊」・「飴買い幽霊」などとして各地に伝わる怪談にも共通する、死してなお、墓の中で子を育てる母性愛を描いた悲しい伝説物語です。どうぞお楽しみください。

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オムツ党走る!

オムツ党 走る!
「御上にたてつき、時代に毒づき、老いても子には従わん。
私は私の道を行く」のさ。

2015年
7/31(金)19:00
8/01(土)15:00/19:00
8/02(日)13:00
国立劇場おきなわ小劇場
前売 一般 2,500円
前売 18歳以下 1,500円
当日 一般 3,000円
当日 18歳以下 2,000円
チケット購入・お問い合わせ
りっかりっか*フェスタチケットセンター
TEL 098-943-1357

かつて、伝説のランナー「シルク・ド・リリー」と呼ばれ、老人ホーム・ガジュマルでは「エスケープの女王」の異名をもつ大城絹子。
為せば成るの言葉を胸に、難攻不落と言われる施設からの脱走に果敢に挑戦し続けていたが、オムツになってからというもの、すっかり元気がない。
そんな彼女に「栄町市場オムツ党」の党員を名乗るカメとハルが声をかけてきた。
二人は党首の大里マカトの死後、その遺志を継いで活動しているという。
絹子の入党後、三人は、ナーハイバイを掟に、それぞれの道を進んでいくのだが‥‥。
弾の下、這いまわって生きてきた沖縄のオバァは、やはりやさしいだけじゃなかった。

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