本式の組踊でも表現できれば

アクセス解析を見ると”山戸と玉津”で検索して来る方が多くいらっしゃるようです。
ちまたで話題?
んなこたあ無えか・・・。
手水の縁も含めて、本式の組踊では文語体、書き言葉のウチナーグチなのでセリフが分かりにくい部分があるかも知れません。
山戸と玉津では日本語のナビゲーター、ウチナー芝居風の話し言葉も使われていて、分かりやすくなっています。
演じてみて思うのが「志喜屋ぬ大屋子はカッコいい」という事です。
いや、自分が演じていて言うのもなんですが、あくまで台本の上で、ということです。自分じゃなくて他の人がやってもカッコいいはず。
本式の手水の縁で、志喜屋ぬ大屋子がカッコいいかどうか、というのは個々人の印象というのもあるかと思いますが、自分としては”よりカッコよくなっている”と思います。
本来カッコいいはずの役なんです。しかし、それが本式の手水の縁では表現しきれていないのではないかと思う訳です。
いやいや、本式の組踊をけなす訳ではないですよ。
自分も大昔ですが、本式の手水の縁でこの役をやった事があります。その時もジョーイ出来てなかったと思います。
じゃあどうやれば本式の組踊で志喜屋ぬ大屋子をカッコよく表現すればいいばー?と言われると答えはありません・・・
どうすればいいかねえ?
現行の本式手水の縁から外れた演出になるのかも知れませんが、役者、演出で志喜屋ぬ大屋子をカッコよくする事ができれば、手水の縁はもっともっとグレードアップするはずです。

架空のオペラ

山戸と玉津の稽古、昨日は音楽抜きで役者だけの稽古でした。
やしがあえて、音楽の話題を。
さんしんと西洋楽器のコラボで芝居やるのって、これまでにも色々ありはしました。
今回はバイオリンとギターが入っているのですが、これがなかなかいい感じ〜。
フツーにやると音量とか圧倒的に強くて、ジャングァラジャングァラされるとさんしんが完全に負ける。
しかしこの芝居では、仲風・述懐とかのさんしんにやさしく絡んでいく感じでうまく一つになっていると思います。
さすがは高宮城実人のいとこ&松田一利とのコンビで慣らした方々だなーという印象です。
もちろんさんしんナシで、バイオリンとギターの派手な曲もありますよ。その曲に乗せての舞踊も見所です。
で、むりやりジュリーのネタに持って行くと・・・
おそらく稽古場にいる人の中で自分しか知らないと思うのですが、この芝居の中でその曲の場面が来ると、ジュリーの”架空のオペラ”のあたりの音楽を思い出してしまいます。
なぜかCDなくてしっかり聴けないんですが、たぶん架空のオペラだったと思う、あの世界の感じなんです。
とりあえず近いかな〜ってことで、”灰とダイヤモンド”あたりを帰りの車で聴いてお茶を濁しています。
ということで、いよいよ本番は明日になりました。
たくさんの方のご来場お待ちしています。