アイスティー

アイスティーはアイスティーと書こう!というお話です。
本、雑誌、新聞、そして最近ではインターネットという媒体で、ウチナーグチがあれこれ紹介されています。しかし一部ネットの音声や動画コンテンツを除き、いずれもテキスト情報で文字による表現になります。
ウチナーグチの表記が難しいというのは、ウチナーグチ業界では常識となっている事でして、未だに完璧なものは存在しないと思います。各個人や団体でバラバラなルールで表記しているのが現状ですが、私個人としては「沖縄語普及協議会」というところの表記ルールを使っています。特殊な表現がなく、小学校で習う国語に忠実に読めば誤読も少なく読みやすい表記です。ウチナーグチに2種類ある「ん」の表記だけが難しいぐらいです。
みんなこれに合わせてくれれば分かりやすいのですがねえ。
さて、皆さんアイスコーヒーとアイスティーはどちらが好きですか?
私はアイスコーヒーが好きですが、そんな事はどうでもいいですね。
「ティー」という書き方についてです。
「ティー」は「ティ」という音に棒線を引っぱって伸ばしますよね。

ティ
テー
ティー
四つの違い分かります?(これまた文字での表現だから難しい・・・)
 ※ちなみに テヰ ってのもありますね。
アイスティーは
アイステ でもなく
アイスティ でもなく
アイステー でもなく
アイステヰ でもなく
アイスティー だと思うんですね。
私は小学校でこう習ったのですが、皆さんはどうでした?
ランチにつける飲み物の話ではなくて、実はウチナーグチでこの、
テ ティ テー ティー
というのがよく出てくるんですね。
小学校で習った通りに書けば間違いないので、良い子の皆さんはそうしましょう。
というのも某映画のタイトルが「ティ」と書いて「ティー」と読ませているみたいなんですね。
(悪口は言いたくないですが、この映画のオーディション受けたけど落ちたので書いちゃえ)
詳しい方は、「伸ばしても伸ばさなくても意味は同じです。」とおっしゃるかも知れません。
それはおっしゃる通りです。
そうなんです。私も最初に文字としてタイトルを見たらその「伸ばさない」方の意味で受け取ってました。でもテレビのCMで伸ばして言ってたんです。
言いたいのは、音と表記が一致していないという事なのです。
本気と書いてマジと読む。ってのもあるからしょうがないのかなあ・・・。
表記のルールとしては伸ばすか伸ばさないか分からないというのでは統一できないので、
良い子の皆さんは「アイスティ」と書いて「アイスティー」と読ませる事はやめましょうね。
アイスティーはアイスティー。
小学校で習った通り・・・
真夏の昼間に太陽が照りつけてても・・・

うちなーぐち自販機 新聞に登場

どうもです。
なんか急にアクセスが増えていたので調べてみたら、うちなーぐち自販機の事が昨日の新聞に載っていました。
はじめに50機を設置するそうです。もし発見しましたら教えていただきたいものです。できればこの場で、ダイドーのうちなーぐち自販機の設置状況ということで、紹介していきたいと思います。
ところで、この新聞紙上の記事の見出しが気なりました。うちなーぐちの表記についてですが、この事については改めて書きたいと思います。
ここでは、前回書き損ねたことを。このうちなーぐち自販機がどんなに素晴らしい事かということです。
ちょっと大げさですが、この「ウチナーグチをしゃべる自販機」というのはウチナーグチ業界に生きるものとして革新的な事だと思っています。
新聞や書籍等の紙媒体や、一部に音声や動画もありますがインターネットも殆どがテキスト、文字による情報です。ウチナーグチがいろいろと紹介されていますが、文字だけなので読み間違いがかなり多い印象です。
表記に問題があり「こう書いたら間違うだろ」というものも多いです。
 ※抑揚もありますね。地名の「普天間」とかも。
そんな中、この自販機はちゃんと音声としてウチナーグチが出てくる訳です。耳で聞くウチナーグチ。これが非常に大事だと思います。
今流行の英語のスピードラーニングじゃないですが、耳から聞いて真似すればいいわけです。
文字ではなく音声で。ラジオでウチナーグチを使うという事ももちろん大きな役割を果たしていると思っています。
いい加減な文字情報ではなく、確実なこの自販機のウチナーグチ、そして民謡の花束をどうぞよろしくお願いします。
ちょっと自画自賛、ドゥーフミーが過ぎる気もしますが、どうかユタシクです。