7月19日、県立芸大で開かれた沖縄文化協会の2009年度研究発表会に行ってきました。
芸大に来たのは何年振りだろうか、懐かしい人達にも会いました。
ウチナーグチ関連ということではなく広く沖縄文化についての研究発表会でテーマも幅広いものでした。
自分の活動範囲にも近い芸能関連の発表は特に印象に残りました。
蝋管という、レコードやテープより前の録音装置で録られた金武良仁の明治時代の録音。ノイズも多かったですが、こんなに古い古典音楽の音源は貴重です。
王朝時代の冠船踊りについての発表。現在演じられている組踊と古典舞踊だけが冠船踊りのすべてではないというもの。舞踊家や組踊役者による、琉球芸能史の「ウチナー芝居時代隠し」みたいなのが見えてくる気もしました。
手水の縁の玉津は王妃候補だったというのも新しい、面白い説だと思いました。
最後の、琉球芸能の担い手という講演は痛快!
芸大や国立劇場への提案などごもっとも。芸能論評については昔から言われてることですが相変わらず、といった印象。
こういう講演会やシンポジウム聞きに行くのはいいですね。楽しいし勉強になります。