いろんなことをやっていますが『ウチナー芝居』がやはりメインの活動ということになるかと思います。
時代劇に現代劇、二枚目に三枚目に老け役に悪役に女役、いろいろやります。
それから琉球舞踊。そもそも芸能のスタートが琉球舞踊でした。小さい頃に近所の、親戚のお姉さんの琉舞道場に通い始めたのがきっかけです。
組踊は主に沖縄県立芸術大学在学時に学びました。現在は新作や創作の組踊に出ることが多いです。古典の組踊もやりたいのですが残念ながらお呼びがかかりません。
そして三線。サンシン屋の家に生まれたのですが、実ははじめたのはかなり遅かったです。それでも一応は一通りの曲や資格試験を経て、師匠の徳原清文より清風會教師免許、そして野村流音楽協会からも同じく三線の教師資格をいただきました。
ウチナー芝居と、琉球舞踊、歌三線というのは深い関係がありまして、役者を務めるには多少なりとも琉舞や歌三線の素養が必要です。
また劇中では芝居の言葉、ウチナーグチが使われます。現代のウチナーグチではなく、その時代や役にあった台詞を身に着けなければなりません。
ウチナー芝居の中で学んだウチナーグチでしたが、芝居以外でも求められるようになりました。
しまくとぅば、ウチナーグチの講師として講座を開いたり、実演を交えた講演なども行っています。
ウチナー芝居の本格的な舞台はもちろんいいのですが、もっとコンパクトにしていろんな場所で演じてみたい、というところからセルフプロデュースによる、『琉球講談の会』やワンマンライブの『うすまさ沖縄』というシリーズもスタートしています。