なぜ「くぁ」と書くか

たくさんの方から貴重なご意見を頂きました。ありがとうございます。
改めて色々と勉強になりました。
今の所の自分の考えとして以下のようにまとめてみました。
1.現状の表記としては小さい ゎ が圧倒的に多い。
2.使う文字の種類は出来るだけ少ない方が簡潔で分かりやすい。
3.「くゎ」「ぐゎ」以外に小さい ゎ は使わない。
4.「くぁ」「ぐぁ」も他に混同する音が無い。
1.現状の表記としては小さい ゎ が圧倒的に多い。
歴史的、習慣としてこれまでそう書いて来たから。
「しーくゎーさー」など。
何となく、フィーリングで、ということもあるかと思われる。(前の記事の通り)
2.使う文字の種類は出来るだけ少ない方が簡潔で分かりやすい。
小さく書く文字として「ゃ ゅ ょ っ ぁ ぃ ぅ ぇ ぉ」+「ゎ」がある。
「ゎ」はウチナーグチ独特の表記ではないかと思われる。
3.「くゎ」「ぐゎ」以外に小さい ゎ は使わない。
2.を満たすためにも小さい ぁ で代用が可能と思われる。
4.「くぁ」「ぐぁ」も他に混同する音が無い。
「脇腹を殴られた時に出る声」とか「くぁ」は「か」に近い音などの指摘もあったが、擬音やイメージの中の音、あるいは発声しても意味のある音ではないと思われる。
単語の中で使われる、意味を持つ音ではない。
「くぁ」あるいは「くゎ」はアルファベットで「kwa」と表記されるような音だと思われる。
アイウエオの母音を並べると「kwa kwi kwu kwe kwo」となる。
kwa くぁ (しーくぁーさー ヒラミレモン)(くぁっちー ごちそう)
kwi くぃ (くぃー 声)(くぃーゆん 超える)
kwu くぅ(く)
kwe くぇ (くぇー 鍬)(くぇー 肥)
kwo くぉ 
ア段のみ ゎ で、他は ぃ ぅ ぇ ぉ という表記では不自然ではないか。
そもそも、ですが、ひらがなでウチナーグチを表記することの限界もあるかと思います。
歴史的仮名遣いでは kwa gwa の音を「くゎ ぐゎ」(くわ ぐわ)と表記していたが現代仮名遣いでは「か が」に置き換えられるようになったそうです。
漢字の読み方をあらわす字音仮名遣いというものでも、
かん  干 肝 管
くゎん 完 冠 官
と分けていたそうです。
いずれも今では「かん」と読みますよね。
※ウチナーグチを知っている人には上の使い分けも何となくイメージできると思います。
歴史的仮名遣いを知っている人には kwa を くゎ とした場合に「か」と読んでしまう可能性もあるのではないでしょうか。(少ないとは思いますが…)
くぁ も、ハングル語にはある、というお話もありました。こちらと読み間違える可能性はさらに低いかと…
日本語の「音」として考えると中国から漢字が入って来たころにはあった「kwa」の音もだんだんと使われなくなり今ではほぼ完全に「ka」に変わり、表記としても歴史的仮名遣いの「くゎ」が現代仮名遣いでは「か」に置き換えられました。
しかし現在ではまた英語などの外来語の影響で「kwa」または「qa」の音も増えて来たのではないでしょうか。その音の表記は「クァ」あるいは「クア」が多い印象です。
いずれにしても、現状で「シークヮーサー」などの くゎ 表記は圧倒的に定着しているものだと思います。
表記というのは読み書きする人同士の約束事のようなもので、お互いに認識が出来てればそれでいいのではないかと思います。
ですので、沖縄県民に対して「まちがとーんどー」というつもりはありません。
ウチナーグチの語や単語を構成する音について分析して、それをどう表記するか。歴史的な変化についてもふまえた上で、表記について見直す、考えるきっかけになればという思いがあります。
ただアビテルわけじゃないですよ〜

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