キジムナーフェスタ・旅芸人

ちょっと落ち着いてきたところで、こないだの韓国の芝居で思った事など。
稽古も本番もホントに短く、あっという間に終わってしまった感じではあった。
しかし、久々に手応えのある作品と言うか、やりがいのある芝居だったように思います。
タイトルそのもの”旅芸人”を描いた話なので、いわば自分と同じ”芸人”または”役者”の生き方、人生みたいな感じでもあるわけです。
そこに自分を置き換えてみたりとか、色々と得意の妄想を巡らしてみたりしていた訳です。
さらには自分が演じたのが、韓国の芸能を研究している学芸員の役ということもあり、韓国の芸能のほんのちょっとのかけらを勉強する事が出来たように思う。
台詞そのものを通してでもあり、その台詞のバックグラウンド的なものについても、共演した韓国の俳優さんや通訳の方から聞く事が出来た。
ウチナーンチュが組踊を知らない、観ないというような現状と似ていると言うか…
まあ、その他にもありましたが。
日本の国には居るけど、自分がやってるのは沖縄の芸能。
まあ、日本の中の沖縄県の芸能だと言えばそれまでだが。
それでも日本の中に入る前の、琉球王国時代からある芸能なので、というガージューも言わせてくれ。
なので、沖縄、または琉球の芸能を地元の人たちにどうやってアプローチしていくべきなのかなあ、なんて事を考えてみたりとかしています。
興味を持ってくれる県外とか海外の方に見せるのも大事だと思います。
どんな事が出来るかなあ…
のんびりやってると間に合わない事もある、取り返しのつかない事にもなる、ってのを昨日一昨日、痛感させられたしな。
なるべく急ごう。
写真はおちゃらけてますが、マジメなお芝居でしたよ。